ゆずり葉花暦『秋の七草』

みなさん楽しい夏を過ごされましたか?お久しぶりの『花暦』です。
陽射しも強く暑さも厳しく、まだまだ「秋の気配」には程遠いなぁ…と感じていた「立秋」の頃から約1ヶ月。
次第に日が暮れるのも早くなり、徐々に朝夕も涼しく感じられ、9月に入って…いつの間にか、すっかり秋へと移り変わってきましたね。

ゆずり葉のお庭も、暑い夏を涼しく感じさせてくれていた爽やかな紫から

アガパンサス

落ち着きを感じさせてくれる紫のお花や秋のお花へとゆっくりゆっくりとバトンタッチされてきています

リリオぺ(ヤブラン)

今日の主役は、このお花。みなさん、ご存知ですか?? 古くは万葉集や源氏物語にも描かれていたお花『藤袴』

『藤袴(フジバカマ)』は、藤色の小さな花を順々に咲かせ、花の形が袴に似ていることから名付けられた「秋の七草」のひとつ。昔は河原など身近に自生し日本人に古くから愛されていましたが、今では野生のフジバカマは随分と減ってしまい準絶滅危惧種となっています。

秋の風物詩でもあった藤袴。
花の香りもとても芳ばしく、そんな藤袴を求め浅葱色の羽を持つ『渡り蝶』のアサギマダラがたくさん飛来し幻想的な情景が見られたとか。
残念ながら、ゆずり葉のお庭には遊びに来てくれた様子はなく姿は見かけませんでしたが…。
数年前より京都では、大原で見つかった原種の藤袴を守り、アサギマダラの飛来する自然を!といったプロジェクトが広がり藤袴の見られる場所も増え、市街地でもアサギマダラの飛来を目にすることが出来るようになってきたようです。ちょうどこれからの季節です。

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『春の七草』はおかゆにして食し、一年の無病息災などを祈りますが、秋の七草は食べるわけではなく優しく色づく可憐な姿の花々を目で楽しみます。

『秋の七草』は、奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集に詠んだ歌が由来していて、秋を代表する草花として親しまれるようになりました。

〜秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花〜

秋の七草:萩(ハギ)、朝貌(アサガオ)、葛(クズ)、藤袴、女郎花(オミナエシ)尾花(オバナ)、撫子(ナデシコ)のこと。ちなみに、朝貌というのは現在の、一般的な朝顔でなく桔梗(キキョウ)のことで、尾花(オバナ)はススキのこと。

旧歴の「秋」は7月から9月…。ゆずり葉の『藤袴』は半月ほど前に見ごろを終えて、今はその名も「紫」の『紫式部』にバトンを渡し日々可愛らしい実が色濃く変身し楽しませてくれています。またご紹介しますね。

『藤袴』【 フジバカマ】:キク科ヒヨドリバナ属
花言葉 * * あの日のことを思いだす、優しい思い出、ためらい、

 

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